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売上高ランキングは前年度と大きな変動が見られず、上位では神戸製鋼と住友金属が入れ替わった程度。ただNKKが1兆円を割り込んだため、1兆円企業は新日鉄1社にとどまったほか、淀川製鋼所、東京製鉄が1000億円大台を割り込んだ。金額自体の減少傾向が目立つ。増収は9社で、全体の8%にとどまった。
経常利益も額自体が落ち込んでいる。業種別ではベスト10入りした高炉は、経営統合を控えた川鉄とNKKの2社にとどまった。ステンレス、特殊鋼関連企業も業績を落とした。一方、普通鋼電炉は鉄スクラップ市況の低位安定もあって、業績回復が目立つ。
売上高経常利益率でみると、前年度トップの大平洋金属は18・47%だったが、今回首位の丸一鋼管は15・97%となっており、全体に率は低下気味。6%を超える企業が前回は11社あったが、今回は半分の6社にとどまった。業種別では電炉企業がここでも上位に顔を出しており、高炉は川鉄の37位が最高となっている。
※10位以降の順位は「日刊産業新聞」に掲載しております。
[アジアン・メタルマーケット]
01年度鉄鋼関連企業業績ランキング
産業新聞社まとめ
日刊産業新聞 2002/7/10産業新聞社はこのほど、鉄鋼メーカーおよび鋼材加工メーカーなど、鉄鋼関連企業の2001年度業績ランキングをまとめた(対象107社)。それによると数量減、価格低迷によって売上高が減少するとともに、赤字企業数も再び増加へと転じた。経常利益ベースでは川崎製鉄がトップに立ったのが注目されるほか、原料安に助けられた普通鋼電炉メーカーの業績回復が目立つ。売上高経常利益率では丸一鋼管が1期で首位に返り咲いた。 |
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売上高ランキングは前年度と大きな変動が見られず、上位では神戸製鋼と住友金属が入れ替わった程度。ただNKKが1兆円を割り込んだため、1兆円企業は新日鉄1社にとどまったほか、淀川製鋼所、東京製鉄が1000億円大台を割り込んだ。金額自体の減少傾向が目立つ。増収は9社で、全体の8%にとどまった。
経常利益も額自体が落ち込んでいる。業種別ではベスト10入りした高炉は、経営統合を控えた川鉄とNKKの2社にとどまった。ステンレス、特殊鋼関連企業も業績を落とした。一方、普通鋼電炉は鉄スクラップ市況の低位安定もあって、業績回復が目立つ。
売上高経常利益率でみると、前年度トップの大平洋金属は18・47%だったが、今回首位の丸一鋼管は15・97%となっており、全体に率は低下気味。6%を超える企業が前回は11社あったが、今回は半分の6社にとどまった。業種別では電炉企業がここでも上位に顔を出しており、高炉は川鉄の37位が最高となっている。
※10位以降の順位は「日刊産業新聞」に掲載しております。