トップ
> 記事特集
それによると調査企業68社のうち、連結経常黒字を計上したのは48社で全体の71%にとどまった。昨年度(対象67社)の黒字61社、91%に比べ赤字企業が増加、環境悪化にともなう業績の低迷を裏づけた。最終損益でも黒字企業は33社、49%とさらに減少、黒字・赤字企業が半々という厳しい結果になった。昨年度は45社が黒字だった。 売上高は、連結子会社の多い高炉メーカーなどが上位を占め、順位は例年とほぼ同じ顔ぶれ。
経常利益は川崎製鉄が昨年度1位の新日本製鉄を抜きトップに。新日鉄は3位にダウン、前年6位の東洋製缶が2位に食い込んだ。昨年上位にランクされた神戸製鋼所、NKKの高炉2社は赤字に、住友金属工業は27位へと大きくランクを下げた。それに比べ普通鋼電炉メーカーのランクアップが見られた。
最終損益では東洋製缶がトップに。高炉メーカーは川鉄が2位に踏みとどまったのに対し、他5社はいずれも赤字に転落した。3位には前年6位の丸一鋼管が入った。
売上高に対する収益率を見る売上高経常利益率は、大和工業が70・68%でトップに。2位は丸一鋼管、3位東北特殊鋼だった。ネツレン、サンコールも昨年同様、上位を占めた。また、東京鉄鋼、大阪製鉄、合同製鉄などの電炉メーカーが上位に進出してきた。
※連結経常利益、連結純利益、連結売上高経常利益率のランキング表は日刊産業新聞に掲載しております。
鉄鋼関連68社、01年度連結決算ランキング
日刊産業新聞 2002/6/12産業新聞社はこのほど、鉄鋼メーカーおよび鋼材加工メーカーなど鉄鋼関連企業(流通は除く)の2001年度連結決算ランキングをまとめた。 |
|
それによると調査企業68社のうち、連結経常黒字を計上したのは48社で全体の71%にとどまった。昨年度(対象67社)の黒字61社、91%に比べ赤字企業が増加、環境悪化にともなう業績の低迷を裏づけた。最終損益でも黒字企業は33社、49%とさらに減少、黒字・赤字企業が半々という厳しい結果になった。昨年度は45社が黒字だった。 売上高は、連結子会社の多い高炉メーカーなどが上位を占め、順位は例年とほぼ同じ顔ぶれ。
経常利益は川崎製鉄が昨年度1位の新日本製鉄を抜きトップに。新日鉄は3位にダウン、前年6位の東洋製缶が2位に食い込んだ。昨年上位にランクされた神戸製鋼所、NKKの高炉2社は赤字に、住友金属工業は27位へと大きくランクを下げた。それに比べ普通鋼電炉メーカーのランクアップが見られた。
最終損益では東洋製缶がトップに。高炉メーカーは川鉄が2位に踏みとどまったのに対し、他5社はいずれも赤字に転落した。3位には前年6位の丸一鋼管が入った。
売上高に対する収益率を見る売上高経常利益率は、大和工業が70・68%でトップに。2位は丸一鋼管、3位東北特殊鋼だった。ネツレン、サンコールも昨年同様、上位を占めた。また、東京鉄鋼、大阪製鉄、合同製鉄などの電炉メーカーが上位に進出してきた。
※連結経常利益、連結純利益、連結売上高経常利益率のランキング表は日刊産業新聞に掲載しております。