2024年11月18日

TASS2024/行政院のCE戦略/環境部 資源循環署長/賴瑩瑩氏/CE通じ経済効果創出

――資源循環を進めるためには。

「廃棄物管理型から資源リサイクル型のシステムに変更するため、3つの資源循環戦略を設けた。一つがグリーンデザインソースマネジメントで、次がエネルギー資源の循環利用、最後が廃棄物とエネルギーのバランスとマネジメントだ。それら3つを循環ネットワークと革新的技術、制度の構築で進めていく」

――具体的には。

「プラスチックや金属、バイオマス、無機材料の4つのマテリアルと繊維や電気・電子製品、バッテリー、太陽光や風力発電などの4つの製品、廃棄物やバイオマスエネルギー、製品デジタルパスワードなどの10の項目で進めていく」

――回収システムが重要になるが。

「一般の人々による自発的な回収組織の構築や家庭ごみの分別回収を促進するとともに、地方政府は資源を一般廃棄物と分別して収集・運搬し、売り上げの一定割合を参加した人々やスタッフに還元する仕組み作りを検討する」

――CE実現のため各分野でアライアンスを立ち上げた。

「例えば金属や化学を一つの分野としたアライアンスを立ち上げ、各分野で計8つのアライアンスを設けた。これが産官学が連携してCEを進めていくプラットフォームになる。この他にも気候科学技術循環パークや環境保護新文化活動、プラスチック削減活動なども推進する」

――CEでは経済成長も同時に求められる。

「資源リサイクルと廃棄物排出ゼロを推進することで、2030年には資源循環率が87%に達するだろう。その際には3700億元(約1兆7657億円)の経済効果を創出し、約143万トンのCO2排出量を削減できると予測している」

(環境部は環境省に相当)

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2024年12月 株式会社産業新聞社