2024年11月18日

TASS2024/サプライマネジメント識者/アジア6カ国の持続可能性

TASS2024の開催に合わせて、東南アジアやインドなどからサプライマネジメントの識者が台湾に参集。産業新聞社の取材にコメントを寄せた。

香港物資購買供給協会(IPSHK)

サステナブルサプライチェーンへの関心をさらに高めていく必要がある。製品製造時に一段と環境への意識を強め、温室効果ガスの削減が求められる。アジア諸国とのコネクション構築や、リサイクルしやすい製品開発も大切だ。

インド物資管理協会(IIMM)

インドは巨大な国土ゆえにさまざまな問題があり、国内物流も経済発展とともに増加し、品質やコストなどで課題を抱えている。今後もさまざまな改善を加えていくことが重要だ。

インドネシア調達専業協会(IAPI)

インドネシアにおけるサプライチェーンの最大の課題は、われわれが2000以上の島々で成り立っている国だということだ。常に問題を抱えており、インフラなどの構築が重要になる。

マレーシア購買物資管理協会 (MIPMM)

マレーシアは2023年にエネルギー移行に関して東南アジアで最も高い評価を受け、経済構造の転換が進んでいることを示している。技術的にも2050年のカーボンニュートラルの実現は十分に可能だと考えている。

フィリピンサプライマネジメント協会(PISM)

フィリピンでは自動車企業などがサステナビリティを意識した活動を行っている。ただ、ローカル企業などは未だ十分ではないところが多い。持続可能な社会を構築するために組織化などを進め、情報共有や教育などを一段と進めていく必要がある。

タイ購買供給チェーン管理協会(PSCMT)

タイにおけるサステナブルに向けての課題は多くあり、一部の新技術などは技術移転が難しいと感じた。だが、タイ企業も脱炭素に向けた取り組みなどを進めており、法律なども変化している。

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