2024年9月17日

神鋼商事の成長戦略 中期経営計画2026/(6)金属本部原料ユニット長/刈込光晴執行役員/冷鉄源・バイオマス強化/神鋼向け安定供給、チタン原料期待

――2024年度始動の新中期経営計画(24―26年度)の前提となる事業環境の認識・見通しから。

「神戸製鋼所向けの鉄鋼原料、冷鉄源(鉄スクラップ)、バイオマス燃料が原料ユニットの事業の3本柱。売上高のうち8割程度を占める鉄鋼原料は、中国経済の回復が遅れる中、鉄鋼生産は高水準を維持、アジアの鉄鋼製品市況に影響を与えている。インドの鉄鋼業は堅調に推移しており鉄鉱石や原料炭の需要を下支えしているが、力強さに欠け、先行きは見通しづらい。冷鉄源については、国内の建設需要が伸び悩む中、発生量も少なく、国内高・海外安の難しい市場環境が続いている。将来的にはカーボンニュートラル(CN)の進展に伴い、鉄スクラップの世界的な需要の高まりから、争奪戦になることが予想される」





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