2024年9月11日
神鋼商事の成長戦略/中期経営計画2026/(3)機械・溶接本部長/吉田真也常務/両ユニットで基盤広げる/インドでの建機部品増強を視野
――機械・情報、溶接の2本部を統合、本年度から新たな中期経営計画がスタートした。
「中計は機械、溶接の両事業を一つの本部に統合することを前提に、機械ユニット、溶接ユニットごとに策定した。これを着実に遂行することが第一だが、それぞれのユニットを相互に運用できると思っている。機械ユニットでは前中計でメンテナンス・補修部品のベースカーゴの拡大を進めていたが、これが有効ということで溶接ユニットのロボット、周辺機器でもベースカーゴ拡大に取り組み、収益基盤を強める」
「海外拠点で両ユニットで強いところ弱いところがある。機械ではインドに力を入れているが、溶接は弱い。マレーシア、インドネシアでは機械は出張ベースだが、溶接は駐在員を配置しており、それぞれ補完し合って拡大策を進める。オリジナルサプライチェーンとして新規展開でも両ユニットにエンジニアリング機能を獲得し、機械、溶接の溶接機やロボットと単体販売ばかりでなく、トータルソリューションやシステムも拡販、物売りから"こと売り"にも力を入れていく」
「ベースカーゴでも、ロボットはシステムインテグレーターがシステムを組むケースが多く、これらが取引先ともなるため、メンテを主体にエンジニアリング機能を持たせ、補修部品を拡大したい」
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