高強度・軽量化を実現 再生原料として処理可能
城山は金属表面保護フィルムの加工販売だけでなく、森林減少を抑制するオリジナル商品の開発・販売促進、森林保全活動にも取り組んでいる。
鋼板運搬スキッド材で主に原材料となる南洋材は、過度な伐採による地球環境への影響が危惧されている。これに対し同社では、広大な土地に群生するシラカバやカラマツの間伐材を使用する「Sdウッド」を開発。2019年に発売を開始して以来、これまでの販売実績は約4000立方㍍に達する。
Sdウッドの強度は南洋材と同等で、材料比重は約3分の2となっている。乾燥処理によって含水率を20%以下にしているためで、鋼板コイルの品質維持に貢献すると共に、釘打ちや運搬などユーザーの作業負荷も軽減。「高品質」「扱いやすさ」「安定供給」が高く評価されている。さらに、リサイクル原料としての廃棄処理が可能で、枯渇資源の利用節減と資源循環を促進する。
熱帯雨林を保全し次世代に引き継ぐため、環境商材の販売促進と並行し、植林によるCO2オフセット活動にも取り組む。2007年から毎年、社員一人当たり4本の苗木をインドネシアに寄贈しており、これまでの総本数は2000本以上にのぼる。今後も「製品の性能」と「資源循環」に加え、「保全活動」で環境負荷の低減を追求する。
本社:名古屋市名東区豊が丘61 TEL052-737-2223(お問い合わせ用)
事業拠点:中部営業所、西日本支店、東日本支店、九州営業所、北陸出張所、北関東出張所、FKC(フィルム加工センター)
WEBサイト:https://cc-shiroyama.jp/