工場屋根の遮熱塗装・空調 暑さ対策で作業環境整備
2026年に創業100周年を迎えるステンレス流通業界のリーディングカンパニーであるリンタツは、いち早くステンレスのポテンシャルに着目し、その優れた特性を活用した社会での普及を進め成長し続けてきた。令和時代の今は、更なる用途開拓、加工体制の高度化などの総合力を駆使しステンレスの可能性を拡げるとともに、ステンレスの高いリサイクル性も前面に、持続可能な社会への貢献を新たなミッションとした幅広い取組みを推進している。
カーボンニュートラル対応では、2030年までに排出するCO2で13年度比30%削減する計画を策定。22年度に33・6%と大幅に前倒しで削減できた為、目標を40%削減に上方修正し、23年度は38・8%の削減を実現している。
自家消費を主眼とする太陽光発電設備の拡充に加え、エアリークビューアー(エア漏れ検知器)を導入し、コンプレッサー、配管継ぎ手部等からのエアー及びガス漏れを可視化し防ぐことで、コンプレッサーの性能を維持しCO2排出を抑制する細やかな施策も実施。また今年の年末に前後し、電気やガスを多く使用するCO2レーザー2台を、省エネなファイバーレーザー1台に集約する事で、従来の切断に比べてCO2を約2―3割削減する取組みも実行する。
また大型コイルセンターとしては全国的にも珍しい、暑熱対策による環境整備も進めている。屋根の遮熱塗装により夏場の温度上昇を抑制しつつ、工場内全館空調化を23年に完了し、熱中症対策含め従業員の作業環境の改善により安全向上に繋げている。結露対策にもなっており、品質面や機械設備の故障減に効果がある点も特質すべき点だ。空調による環境負荷低減の為に拡充した太陽光発電は、長期的には工場で使用する電力全てをカバーしたい考えで、引き続き「地球環境の保全を将来にわたる重要な課題として強力に推進していく」(同社)方針を掲げる。
本社:名古屋市中区橘1―28―9
TEL:052―331―8312
FAX:052―321―4399
WEBサイト:https://www.rintatsu.co.jp/
事業拠点(関連会社含む):
半田ステンレス加工センター、潮干コイル流通センター、名古屋総合配送センター、浦安配送センター、東京支店、北関東支店、静岡支店、浜松支店、長野支店、豊橋支店、北陸支店、岐阜支店、四日市支店、大阪支店、岡山支店、山陰支店、九州営業所、リンタツ工業、AP事業部/アールテクノ