2023年1月6日

鉄鋼新経営 新たな成長に向けて/共英製鋼社長/廣冨靖以氏/ベトナムの苦境 乗り切る/人材など「見えざる資産」拡充

――上期(2022年4―9月)は国内鉄鋼事業が業績をけん引した。

「高騰していた鉄スクラップ価格が期初の想定に反して昨年4月下旬から下落に転じる一方、製品出荷価格が改善したことなどから前年同期比、計画比とも大幅な増収増益となった。ただ、主力の異形棒鋼市場では関東や中部、九州が引き続き好調ながら関西と中四国では需要、市況とも勢いに欠く。製造コスト高が続く中で鉄スクラップ価格が昨年12月から再び反発していることもあり、収益確保に向けて製品価格の維持改善がより重要となるだろう」

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