2023年1月6日

鉄鋼新経営 新たな成長に向けて/共英製鋼社長/廣冨靖以氏/ベトナムの苦境 乗り切る/人材など「見えざる資産」拡充

――上期(2022年4―9月)は国内鉄鋼事業が業績をけん引した。

「高騰していた鉄スクラップ価格が期初の想定に反して昨年4月下旬から下落に転じる一方、製品出荷価格が改善したことなどから前年同期比、計画比とも大幅な増収増益となった。ただ、主力の異形棒鋼市場では関東や中部、九州が引き続き好調ながら関西と中四国では需要、市況とも勢いに欠く。製造コスト高が続く中で鉄スクラップ価格が昨年12月から再び反発していることもあり、収益確保に向けて製品価格の維持改善がより重要となるだろう」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社