2022年3月8日

鉄鋼新経営 新たな成長に向けて/愛知製鋼社長/藤岡高広氏/既存と新規、両利きの経営/CN前倒しへ新技術導入推進

――2021年度を振り返って。

 「売上高は2620億円と過去最高で、数量も前年の94万4000トンに対し117万トン程度を見込むが、営業利益は前年の35億円に対し今期は40億円の見通し。カーボンニュートラル(CN)への対応で世界的な電炉シフトの動きや新型コロナウイルスの影響もあり、鉄スクラップや合金、電力など全ての購入品価格が上昇し、年間で対前年比約380億円の減益要因が生じる異常事態。過去最高の売上高ではあるが、コロナ禍だった昨年と同水準の利益にとどまっている」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社