2022年3月8日

需給・市況を診る/構造用鋼/三菱製鋼 取締役常務執行役員/関根博士氏/車回復見越し納期調整

――構造用鋼を取り巻く足元の環境から。

 「1―3月の国内特殊鋼需要は月間ベースで約150万トン、このうち構造用鋼は約70万トンで、それぞれ前年同期比横ばいプラスアルファで推移する見通しだ。半導体不足や新型コロナウイルス感染症影響による自動車関連ユーザーおよびサプライチェーンの混乱が長引いている。2020年度下期からの急激な需要増に対応するため自動車関連ユーザーは鋼材の必要量を確保するため発注を増やしてきたが、今期第4四半期では減産の影響で引き取りの悪化が顕著になっている。トラック向けも状況は厳しい」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社