2022年3月2日

需給・市況を診る/■ステンレス鋼板■/日本金属 専務取締役 開発・営業本部長/山下 匡史氏/鉄源価格 連動 スライド制度着手へ

――足元のニッケル系ステンレス鋼板、ステンレス加工品のマーケット環境から。

「自動車や電機、産業機器、医療など全てのセグメントで底を脱した。業界によって回復の度合いに差は見られるが、受注数量は2019年並みのレベルに戻っている。自動車部品向けは、完成車メーカーの生産調整の影響で一服感が見られるが、底堅い他の分野に支えられ、当社の生産ラインはフル稼働が続いている。特に電機関連ではボタン型電池の外装やデータセンター向けハードディスク、ゲーム機向けが、産業機械関連ではベアリング向けなどが好調だ」

スポンサーリンク


九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社