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2024.12.20
2022年3月1日
鉄鋼業界で働く/女性営業職・主任編/インタビュー/海外研修で顧客目線学ぶ
メタルワン東京本社で、自動車・電機鋼材事業部自動車・電機鋼材第四課の米田奈央さんが、主任として日々業務にあたっている。大学で学んだスペイン語を生かそうと鉄鋼業界に就職。入社4年目の時にはメタルワンメキシコで研修も積んだ。これまでや現在の業務内容、管理職についての考えなどについて聞いた。
――入社の経緯を。
「大学でスペイン語を学んでいたこともあり、語学を生かせるグローバルな商社やメーカーに入りたいと考えていました。また、地図に載るもの、形に残るものを作る仕事に携わりたいと思い、鉄鋼商社を志望するようになりました。建物の骨組みはもちろん、地下や海底でラインパイプが使われているのを映像で見たことがあったので、鉄ならそういったものに関われるかもと思いましたね」
――国際的な仕事に憧れていた。
「中学生の時に親の仕事の都合で北京に2年間住んでいた経験があり、海外で働く大人が身近にいる環境だったことも影響しているかもしれません。中国語はものにできませんでしたが、現地の友人ができ、国際交流の楽しさを覚えました。スペイン語は、英語と中国語の次に世界で多く使われている言語です。スペイン語を習得すれば、さらに世界が広がるのではという思いがありました。ラテンのノリが私のキャラクターに合っていると友人から言われたのも選んだ理由です(笑)」
――入社後の業務内容を。
「2013年に入社後、エネルギープロジェクト部ラインパイプ・鋼管素材課(現エネルギープロジェクト事業部ラインパイプ・鋼管素材課)で、ラインパイプの入札案件を主に担当しました。仕込み・入札ののち、メーカーに製品を作ってもらい現地に持っていくまでが業務内容です。日本材の輸出取引のみならず三国間貿易も担当し、エネルギー業界のオイルメジャー、ガスメジャーが相手だったので、鉄鋼業界ならではの雰囲気とは少し違ったと思いますね。海外は活躍する女性も多くオープンな雰囲気を感じました」
――海外トレーニーとしてメキシコで研修を受けた。
「トレーニー制度で、入社4年目以降の総合職社員の多くが海外拠点や国内外事業投資先などに短期間派遣されます。4年目の時にスペイン語圏のメキシコで初めてトレーニーの受け入れが始まり、メタルワンメキシコで研修を受けました。駐在員4人と現地社員20人がおり、主に駐在員の先輩方に付いて学びましたね。国内で働きながら海外案件を担当している場合、駐在員と話すことはあってもお客さまとお話する機会は出張時くらいです。研修期間中は毎日お客さまに電話をするのはもちろん、訪問する機会も多く、お客さま目線がどんなもので、どれだけ大事かを学びました。港で荷下ろしをしてくださる方、トラック運転手の方などさまざまな人が携わってプロジェクトが完成するということも知り、より仕事を面白く感じるようにもなりましたね。前の部署で自分が携わったラインパイプが船で入着するところも偶然見ることができ、運送に携わる機会も得ました」
――帰国後は。
「16年12月から現在の部署で働いています。主に輸出の営業で、メキシコやアメリカの自動車メーカーを担当。事業投資先であるメキシコのコイルセンターの管理も行っていますね。昨年4月からは南アフリカも担当するようになりました。メキシコは15時間、南アフリカは7時間の時差があるので、時差を追いかける毎日です(笑)。例えばメキシコの場合、午前6時にメールを確認して、急いでやることがないか確認。昼は他の業務を行い、現地の朝イチにあたる午後11時半ごろに電話をします。相手の国の時間に合わせて日々働いていますね」
――大変なことは。
「今まで扱っていた商材と自動車は風習が全然違うので驚きました。常に動いている商売で慣れるのに時間がかかりましたね。お客さま・鉄鋼メーカー・メタルワンそれぞれの信頼が成り立たないとできないビジネスだと感じました」
――やりがいを。
「ラインパイプは形に残る仕事なのでうれしいです。自動車もメキシコで重要視されている産業なので、住んでいる方々の生活の底上げに携われていることにやりがいを感じていますね」
――現在は主任として働かれています。
「異動して半年後に主任になりました。業務範囲が広がるのはもちろん、求められるレベルも上がりますし、メーカーと話す際には矢面に立つことも。現在の部署は20人くらいで、主任は3人です。若手と言えない時期に来たんだなと実感しています。私はしっかりした性格ではないので、努力しなければといつも思っています」
――管理職についてどう考えているか。
「目の前のことでいっぱいで、先まで考えられていないのが現状ですが、どう考えているか問われている年代になっているとは感じていますね。私は体育会系ではなく、リーダーシップを持っているタイプでもありません。個人的には現場に近い仕事が好きです」
――今後の目標は。
「現在の部署に来てから長いので、違う商材を扱ったり、近隣国と取引したりしてみたいです。今は仕事もプライベートもとても充実しており、引き続きバランス良く頑張っていきたいです」
(芦田 彩)
――入社の経緯を。
「大学でスペイン語を学んでいたこともあり、語学を生かせるグローバルな商社やメーカーに入りたいと考えていました。また、地図に載るもの、形に残るものを作る仕事に携わりたいと思い、鉄鋼商社を志望するようになりました。建物の骨組みはもちろん、地下や海底でラインパイプが使われているのを映像で見たことがあったので、鉄ならそういったものに関われるかもと思いましたね」
――国際的な仕事に憧れていた。
「中学生の時に親の仕事の都合で北京に2年間住んでいた経験があり、海外で働く大人が身近にいる環境だったことも影響しているかもしれません。中国語はものにできませんでしたが、現地の友人ができ、国際交流の楽しさを覚えました。スペイン語は、英語と中国語の次に世界で多く使われている言語です。スペイン語を習得すれば、さらに世界が広がるのではという思いがありました。ラテンのノリが私のキャラクターに合っていると友人から言われたのも選んだ理由です(笑)」
――入社後の業務内容を。
「2013年に入社後、エネルギープロジェクト部ラインパイプ・鋼管素材課(現エネルギープロジェクト事業部ラインパイプ・鋼管素材課)で、ラインパイプの入札案件を主に担当しました。仕込み・入札ののち、メーカーに製品を作ってもらい現地に持っていくまでが業務内容です。日本材の輸出取引のみならず三国間貿易も担当し、エネルギー業界のオイルメジャー、ガスメジャーが相手だったので、鉄鋼業界ならではの雰囲気とは少し違ったと思いますね。海外は活躍する女性も多くオープンな雰囲気を感じました」
――海外トレーニーとしてメキシコで研修を受けた。
「トレーニー制度で、入社4年目以降の総合職社員の多くが海外拠点や国内外事業投資先などに短期間派遣されます。4年目の時にスペイン語圏のメキシコで初めてトレーニーの受け入れが始まり、メタルワンメキシコで研修を受けました。駐在員4人と現地社員20人がおり、主に駐在員の先輩方に付いて学びましたね。国内で働きながら海外案件を担当している場合、駐在員と話すことはあってもお客さまとお話する機会は出張時くらいです。研修期間中は毎日お客さまに電話をするのはもちろん、訪問する機会も多く、お客さま目線がどんなもので、どれだけ大事かを学びました。港で荷下ろしをしてくださる方、トラック運転手の方などさまざまな人が携わってプロジェクトが完成するということも知り、より仕事を面白く感じるようにもなりましたね。前の部署で自分が携わったラインパイプが船で入着するところも偶然見ることができ、運送に携わる機会も得ました」
――帰国後は。
「16年12月から現在の部署で働いています。主に輸出の営業で、メキシコやアメリカの自動車メーカーを担当。事業投資先であるメキシコのコイルセンターの管理も行っていますね。昨年4月からは南アフリカも担当するようになりました。メキシコは15時間、南アフリカは7時間の時差があるので、時差を追いかける毎日です(笑)。例えばメキシコの場合、午前6時にメールを確認して、急いでやることがないか確認。昼は他の業務を行い、現地の朝イチにあたる午後11時半ごろに電話をします。相手の国の時間に合わせて日々働いていますね」
――大変なことは。
「今まで扱っていた商材と自動車は風習が全然違うので驚きました。常に動いている商売で慣れるのに時間がかかりましたね。お客さま・鉄鋼メーカー・メタルワンそれぞれの信頼が成り立たないとできないビジネスだと感じました」
――やりがいを。
「ラインパイプは形に残る仕事なのでうれしいです。自動車もメキシコで重要視されている産業なので、住んでいる方々の生活の底上げに携われていることにやりがいを感じていますね」
――現在は主任として働かれています。
「異動して半年後に主任になりました。業務範囲が広がるのはもちろん、求められるレベルも上がりますし、メーカーと話す際には矢面に立つことも。現在の部署は20人くらいで、主任は3人です。若手と言えない時期に来たんだなと実感しています。私はしっかりした性格ではないので、努力しなければといつも思っています」
――管理職についてどう考えているか。
「目の前のことでいっぱいで、先まで考えられていないのが現状ですが、どう考えているか問われている年代になっているとは感じていますね。私は体育会系ではなく、リーダーシップを持っているタイプでもありません。個人的には現場に近い仕事が好きです」
――今後の目標は。
「現在の部署に来てから長いので、違う商材を扱ったり、近隣国と取引したりしてみたいです。今は仕事もプライベートもとても充実しており、引き続きバランス良く頑張っていきたいです」
(芦田 彩)
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