2022年1月25日

東京都鉄筋業協同組合 創立60周年/新妻尚祐理事長/業界の立場向上を第一に/受注競争避け処遇の改善追求

 東京都鉄筋業協同組合は、2021年10月に組合創立60周年を迎え、このほど60周年の記念誌を発刊した。1961年10月15日に創立して以来、鉄筋工事業の団体として日本の高度経済成長を支え、90年代のバブル崩壊など苦難を乗り越え、組合員の事業環境の改善や業界の地位向上に資する活動を盛んに行ってきた。「次の世代を育てていくことが大事」と語る、新妻尚祐理事長(新妻鋼業社長)に60年の歩みと現状の課題、次の10年への抱負を聞いた。

 ――60年間を振り返って。

 「創立60周年の記念誌を作成したが、40年誌、50年誌をあらためて読むと、60年の歴史は長く、そして重いと感じた。われわれが活動できているのは組合を作ってくれた先輩達がいたからこそであり、その苦労は計り知れない。組合員数は62社でスタートし、68年に一時減少したが、その後は40社前後が続き、80―90年代は約50社で推移。00年代の40社台から当時の内山聖理事長が会員を増やす活動を進め、現在52社が加盟している。私が組合に入った20年前を振り返ると技術的な研さんと経営の勉強の活動が多かったが、いつの時代も業界の立場を向上させる活動が第一だった」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社