2022年1月20日

需要家トップに聞く/コマツ 小川啓之社長/建機需要、本年上振れも/22年度に新中計策定、成長に特化

コマツは2022年度からの新中期経営計画で建機電動化やDX(デジタルトランスフォーメーション)による施工オペレーションの最適化を通じ、カーボンニュートラルへの対応を強める。半導体不足でサプライチェーンが不安定化、鋼材など資材価格の上昇も顕著な中で、経営基盤の強化を進める。小川啓之社長は「22年度は中国需要の減少が続くものの、日本、欧米など他の地域は総じて増加、21年度並みか上振れもあり得る」と予測する。同社長に今後の取り組みを聞いた。

 ――21年度の建機市場と、22年度の見通しについて。

 「21年度は前年度の新型コロナウイルス禍からの回復が続き、良い市場動向が続いている。各工場の操業度は高く、過去最高の売り上げとなった18年度に近い。ただサプライチェーンの混乱があり、半導体、コンテナ船が不足しているが、当社では世界中どこの市場にもモノを供給できるクロスソーシングの効果で何とか生産をこなしている状況だ。22年、22年度の需要も本年度と変わらないか、上振れもあるとみている」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社