2022年1月19日

鉄鋼新経営 新たな成長に向けて/朝日工業社長/中村紀之氏/SCM 品質対応へ体制再整備/コールドシャー更新 今夏完工目指す

――異形棒鋼、特殊鋼棒鋼の市場環境から。

「昨年は東京オリンピック・パラリンピックが閉幕し、進ちょくが遅れていた首都圏の再開発案件が動き出し、物流倉庫も増えている。中・小規模建築を主体に新規物件は少なく、異形棒鋼需要は戻ってきているものの、大きな回復は期待できない。一方、構造用鋼の特殊鋼棒鋼は自動車産業の生産動向に左右されているが、当社は自動車向け生産規模が小さいこともあって、活況を呈した上期に比べても大きく落ち込んでいるとは言い難く、需要は安定的に一定水準をキープしている状況だ」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社