2022年1月6日

新年特集/挑む未来創造 つかめ新たな成長機会/新春インタビュー/日本鉱業協会/村山誠一会長/製錬力とリサイクル力を強靭化/高機能ニーズに対応/鉱業税制の恒久化と拡充を

2021年の非鉄製錬業界は金属価格の高騰やコロナ禍からの生産と需要の回復などに支えられた1年だった。そして迎えた2022年。世界では今なおコロナの感染拡大が続き経済環境は先行き不透明感が漂う。カーボンニュートラルや資源ナショナリズムへの対応など難しい課題も抱える。日本鉱業協会の村山誠一会長(JX金属社長)に今年の展望などを聞いた。

 ――21年は非鉄製錬業界にとってどのような1年だった。

 「大きなトピックスが4つあった。まず最初が新型コロナだ。会員各社での感染者がゼロというわけにはいかなかったが、幸いなことに各社の操業に大きな影響は出なかった。相当な神経を使われ操業に支障をきたさないよう万全の体制で臨まれたのだろう。一方でグローバルに見ると特に上流の資源分野がコロナ影響で十分な人員確保ができず供給障害が起きた。オミクロン株の出現や海外の感染状況を見ると、感染者数が低位で推移する日本の今後の状況も不透明だが、今年は3回目のワクチン接種が行われ経口治療薬も出てくると言われており、コロナの影響が徐々に軽減されることを期待する」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社