2021年12月28日
大阪鋼管創業100周年 「冷間引抜鋼管」技術を国内初導入 坂根毅社長インタビュー 顧客に新しい価値提供 オープンイノベーションでリード
冷間引抜鋼管メーカーの大阪鋼管(本社=長崎県佐世保市、坂根毅社長)は今年7月、創業100周年を迎えた。創業者の野邉市治郎氏がドイツで習得した「冷間引抜鋼管」技術をわが国に最初に導入し、1921年に大阪で創業。戦争で大阪から長崎県佐世保市に工場を移したが、造船向け鋼管を皮切りに発電所や製油所向けなど、各種配管用、熱交換器用の鋼管を製造する。メーカー機能のほか、流通機能も有しており、短納期を実現する。野邉氏のひ孫で4代目社長の坂根毅社長に話を聞いた。
――今年100周年を迎えて。現在の気持ちを。
「人力車や馬車、船舶が交通手段だった時代に創業し、お客さま、仕入れ先、社員とその家族、そのほか多くの方のお力をお借りして100周年を迎えられた。新型コロナウイルス感染症のため、集まって何かをするということができずに感謝を十分にお伝えすることができなかった。この場を借りて、感謝を申し上げたい」
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