2021年10月22日

新関西製鉄設立20周年/田邊寛隆社長に聞く/設備集約完了 新たな一歩/ニーズ捉えた高付加価値品注力

 関西地区平鋼メーカーの新関西製鉄(本社=堺市、田邊寛隆社長)が10月1日に設立20周年を迎えた。バブル経済崩壊以降、苦境に立たされた鉄鋼業界は企業再編や過剰能力の削減などの構造改革に取り組み、同社は2001年に関西製鋼と臨港製鉄が合併し誕生。主力の平鋼市場での量的拡大が見込めないことなどから同社では堺・星田の2工場で電気炉2基、圧延3ラインだった生産体制を見直し、15年には星田工場の電気炉を休止し、来年3月末には星田工場の圧延2ラインを1ラインに完全集約する。「これまでの20年をばねに新しい一歩を踏み出したい」と話す田邊社長に今後の展望などを聞いた。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社