2021年10月22日

本紙鋼材流通調査(下)/条鋼市況なお強気/需要期待は「建築」トップ

 産業新聞社流通取材班が10月中旬までに関東、関西地区で実施した鋼材流通アンケートによると、2021年度は上期に鋼材価格が上昇する一方、薄板、厚板の鋼板類を中心にメーカーからの納期や引き受け絞り込みなどにより需給タイト感が急速に広がったことが分かった。上期は新型コロナウイルス感染の拡大による経済活動が停滞から回復。自動車では半導体不足やコロナが再拡大する東南アジアからの部品調達難による減産もあるが、工作機械、建・産機など製造業分野を主体に堅調推移。建設分野も都市部の再開発プロジェクトや工場、物流倉庫など大型案件が伸び、一定水準を保った。先行き市況は「上昇・強含み」の回答が最も多く、強基調が続くとの見方が大勢を占めた。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社