2021年10月21日

本紙鋼材流通調査(上)/メーカー納期遅れ7割超/下期の価格転嫁、関東強気

鋼材市場が新型コロナウイルス禍から回復の動きを鮮明にする中、鉄鋼メーカーによる昨年来の相次ぐ値上げを受けて鋼材流通・加工業では価格転嫁を進め、2021年度上期末までに販価はおおむねトン当たり3万円から5万円程度引き上げられたことが分かった。今後も1万円から2万5000円の値上げを目指す。販価上昇の一方、伸展する需要に対し、鉄鋼メーカーは生産余力に乏しく、供給難を招き、市場にはタイト感が広がる。流通段階では7割以上がメーカーからの納期が遅れているとし、1カ月から3カ月程度の納期遅れが発生している。引き受けカットも実施され、10%から30%レベルカットされ、薄板、厚板など鋼板類を中心に鋼材の入手難が顕在化する。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社