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2024.12.20
2021年10月20日
夢の技術「超電導」の未来を聞く(下)/長谷川隆代(昭和電線 HD社長)×岩熊成卓(九州大学 大学院教授)/”チャレンジの輪”拡大へ
――世界的に脱炭素社会実現に向け取り組みが進むが。
岩熊「超電導の航空機への応用は、研究開発が始まる時点でゼロエミッションを目指していた。2050年までに航空機の機体数は2倍になるがCO2排出を半減させる、つまり実質的に航空機から排出するCO2(二酸化炭素)を4分の1にするという目標を立てていた。現に、欧州の航空宇宙機器開発製造会社では2035年に水素ガスを燃料とする航空機を就航させると発表している。それと同時に、時間はかかるが電気推進の研究開発もやっていく考えを示している。しかし、単純に水素を燃料とした航空機だと、機体の後ろ半分が液化水素のタンクで埋まってしまう。それを打破するためには、超電導技術を応用したケーブルや機器の開発が必須のものとなる」
岩熊「超電導の航空機への応用は、研究開発が始まる時点でゼロエミッションを目指していた。2050年までに航空機の機体数は2倍になるがCO2排出を半減させる、つまり実質的に航空機から排出するCO2(二酸化炭素)を4分の1にするという目標を立てていた。現に、欧州の航空宇宙機器開発製造会社では2035年に水素ガスを燃料とする航空機を就航させると発表している。それと同時に、時間はかかるが電気推進の研究開発もやっていく考えを示している。しかし、単純に水素を燃料とした航空機だと、機体の後ろ半分が液化水素のタンクで埋まってしまう。それを打破するためには、超電導技術を応用したケーブルや機器の開発が必須のものとなる」
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