2021年10月18日

日本製鉄 事業部長に聞く/交通産機品/小野田 謙一執行 役員/伸びるエリアで需要捕捉

――取り巻く環境を。

「鉄道車両品について、新型コロナウイルス感染症影響を受けた鉄道事業者は経営状況が悪化しており、一部で新造車両の投入延期や補修計画の見直しが出ている。多くの客車は運行が継続していることから、当社の販売は比較的堅調に推移しているが、長期的には新造車両は減少するとみており、先行きの動向を注視している。クランクシャフトなど自動車関連需要は2020年度下期に急回復したが、半導体不足や、東南アジアの感染再拡大に伴う部品調達ネックで自動車メーカーの減産影響が拡がり、不透明感が漂う。自動車以外の産業機械品についてはプラスチック成形用金型や圧延用ロールなど鍛鋼品、リターダやアルミホイールは需要が回復基調にある」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社