2021年8月24日

需給・市況を診る/平鋼/王子製鉄 常務取締役/河野和夫氏/コスト構造変化 販価適正化が急務

――上期の国内需要見通しから。

 「上期の普通鋼平鋼国内需要は月間6万1000トンと、新型コロナウイルス感染症影響を大きく受けた前年同期に比べて5%、3000トン程度増える見通しだ。コロナ前の2019年度上期比では12%、8000トン前後の大幅減となり、依然厳しい状況下にあるものの、全般的に底堅く、徐々に回復へ向けた動きを見せている。当社の販売状況もマーケットと同様の動きを示し、産業向けは産業機械や建設機械を中心に堅調に推移している。建築向けは中・小規模物件を含めて引き合いが出始めており、下期には実需として現れるだろう」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社