2021年8月5日
解説/日本製鉄、業績V字回復へ/収益体質強化策を継続/国際競争、脱炭素に対応
日本製鉄は2022年3月期に連結事業利益6000億円、連結純利益3700億円といずれも過去最高を予想した。コスト削減や鋼材値上げ、海外グループ会社の収益好転が大きく寄与する。下期は一部高炉の休止で粗鋼生産が減るが販価改善とコスト対策で実力ベースの利益は上期並みを確保する。新型コロナウイルス感染拡大など不確定要素はあるものの鋼材のタイトな需給は続き、生産設備構造対策など体質の強化を背景に高収益を持続する見通しだ。
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