2021年7月19日
縮小するアルミスクラップ値差(上)/一部「後決め」で量確保/価格上昇ペースに対応
アルミスクラップ業界で、仕入れ価格と売値の価格差縮小が懸念されている。高止まりする中国塊に引っ張られる形で上昇してきた国内塊は、足元で価格が伸び悩みつつある。一方で、高水準な製品需要に見合うだけの原料が不足しており、メーカーや問屋からは「まずは数量の確保」との声が聞かれる。製品価格の上昇一服とスクラップ価格が上振れしやすい環境は、メーカーの原料高と問屋の仕入れ価格上昇となって収益を圧迫する。
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