2021年7月6日
共同カイテックの経営戦略/吉田建社長/アルミバスダクトに追い風/DC案件にトータルソリュ提案
銅価格の高騰に伴い、アルミを使ったバスダクトに注目が集まっている。国内のバスダクト市場で70%のシェアを誇る共同カイテック(本社=東京都渋谷区、吉田建社長)は、アルミ製の幹線システム「シャフトスター」を展開。経済性と省施工性を武器に提案を進めている。吉田社長に足元の事業環境と今後の戦略を聞いた。
――今期(2020年10月―21年9月期)の見通しを。
「売上高は前期比で10%増のおよそ140億円、営業利益も10%増加するとみている。新型コロナウイルス禍の影響により、市場は盛り上がりに欠けるところがあった。しかし、売り上げの60%ほどを占めるバスダクト事業は、大型案件が3―4年前の設計段階から営業を行っていることもあり、落ち込むことはなかった。全体的な建設需要は下がってきているが、半導体関連企業などが設備投資を活発に行っており、大型工場の案件も受注できている」
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