2021年6月29日

太平洋セメントと松田産業/LiB100%リサイクル/セメント製造プロセス活用/無害化・資源回収を実現

世界の電子化を支えているのがリチウムイオン電池(LiB)だ。急速に普及拡大しており、近い将来には大量廃棄が予測される。太平洋セメントは松田産業と共同で、セメント製造プロセスを利用した使用済みLiBの100%リサイクルシステムを構築。2020年4月から事業を開始した。廃棄物ゼロを実現したLiBリサイクルシステムについて太平洋セメントと松田産業の担当者にオンラインで話を聞いた。

――LiBのリサイクルにセメント製造プロセスを利用した。

太平洋セメント・花田隆氏「セメントキルンに直結したタイプの炉のため、LiBを焙焼する工程で発生した熱を有効活用できる。また、加熱時に発生するフッ素はカルシウムに吸着させ、完全無害化してセメント製造に利用可能だ。このように既存のセメント製造プロセスを活用し、低コストでの無害化と効率的な資源回収を実現している」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社