2021年6月24日

点検/鉄鋼市場/7―9月/薄板/厚板

薄板/鉄鋼メーカー供給余力低下 需給タイト感続く/市況、ひも付き動向が焦点

 7―9月の薄板需給は製造業を中心とした需要回復や輸出の増加に伴い、鉄鋼メーカーの供給余力低下が継続し、引き続きタイト感を維持しそうだ。4―6月同様、世界的な半導体不足に伴う需要家の減産リスクが警戒されるが、現時点では自動車向けをはじめ、薄板需要は堅調な水準が見込まれる。関係筋によると、トヨタ自動車は9月に日当たり1万4000台の生産を計画しており、販売好調を受けてバックオーダーは数十万台まで積み上がっているもよう。さらなる増産対応がとられることになれば、下期にかけて薄板需給は一段とひっ迫する可能性がある。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社