2021年6月23日

需給・市況を診る/鉄筋棒鋼・形鋼類/JFE条鋼取締役常務執行役員 中島秀彦氏/下期以降の回復に期待

――鉄筋棒鋼、形鋼類の市場環境から。

「大規模再開発案件や土木など一部分野を除いて建設工事の端境期が続いており、特に中小案件向けで出荷低迷が長引いている。一方で建設関連の各種統計を見た場合、1月以降は全体的に底打ち感が見られ、マーケットはこれから回復基調に入るのではないか。新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言の再発出もあって、4―6月と7―9月の製品出荷はコロナ禍で厳しさが増した前年同期比で横ばい傾向が続くものの、ワクチン接種が進むこともあり、下期以降に回復すると期待している」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社