2021年6月17日

古河電気工業の銅条・高機能材戦略/山本尚志執行役員(銅条・高機能材事業部門長)に聞く/「放熱」テーマに販路拡大

古河電気工業の銅条・高機能材事業部門は強みの豊富な製品群と高い技術力を武器に収益向上を図る考えだ。需要増加に期待が高まるCASEや次世代通信規格「5G」でも「放熱」をテーマに掲げ販路拡大をねらう。事業部門長の山本尚志執行役員に足元の動向と今後の戦略を聞いた。

――2020年度を振り返って。

「新型コロナウイルス禍で一部PC関連など一部を除いて需要が落ち込み、販売量が生産キャパの半分程度にあたる約2200トンまで一時的に落ち込んだ。ただ、秋頃から自動車関連需要が徐々に戻り始め、第4四半期には販売量が生産キャパに近い3800トン程度まで回復した」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社