2021年6月17日

経営戦略を聞く/シマブンコーポレーション/木谷謙介社長/「部を超えた連携」効果/重要な原料鉄スクラップ 安心安定供給を追求

鉄スクラップや鋼材の加工・販売などを手掛けるシマブンコーポレーション(神戸市)は新型コロナウイルス禍でも安定した収益を確保できる基盤構築を目指し、2020年からの3カ年中期経営計画に取り組んでいる。「特別な取り組みではなく、日々の業務の中で中計に掲げた課題を着実に解決していくことが重要だ」と話す木谷謙介社長に前期を振り返ってもらうとともに、今期の計画や今後の展望などを聞いた。

――20年12月期を振り返って。

「鉄スクラップ・鋼材などを合わせた全体の取扱量が前期比11%増の187万トンと2期ぶりに増加し、営業事業部では増収となった。ただ、鉄鋼メーカーの作業請負などを行う生産事業部で高炉メーカーの減産などが響き、全体では同3%の減収となった」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社