2021年6月2日

需給・市況を診る ■構造用鋼■三菱製鋼 取締役鋼材事業部長/関根博士氏/受注急増、一部で品薄感

――構造用鋼を取り巻く環境から。

「中国の景気減速や新型コロナウイルス感染症の影響によって自動車や建設機械、産業機械を中心に2020年度上期の構造用鋼マーケットは著しく低迷した。ただ、各国政府が経済危機を回避するため、直接給付や大規模減税などの緊急支援策を講じた結果、景気の下支えにつながり、20年度下期、特に21年1―3月以降、需要が急激に回復。当社を含めた国内特殊鋼メーカーはおおむねフル生産が続いている」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社