2021年3月3日
鉄鋼新経営 2030年に向けて 山陽特殊製鋼社長 樋口眞哉氏 販売ポートフォリオ高度化 日鉄・オバコ、早期に相乗効果
――生産構造改革の中核である第2棒線工場のボトルネック解消工事が1月に完了した。
「総額195億円の投資で需要構造の変化に対応できる工場にリフレッシュするもので、2019年7月にNM検査の2ライン化と独コックス社製のRSB圧延機導入、20年1月には冷却床およびコールドシャー増設、今年1月に新加熱炉が完成した。特にRSB圧延機は需要家が加工しやすい材料を造り込むことができ、熱処理省略化などの要求への対応が可能となるほか、鋼材の小径化・小ロット化が進展しても生産効率を落とさずに対応できる。将来にわたり競争力維持・向上に寄与する投資であり、さらなる品質・納期・コスト競争力の向上に向けフル活用する」
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