2021年2月25日

「薄板シャーリング業界 現状と課題」大阪薄鋼板シャーリング組合理事長/岡本忠幸氏(岡本金属社長) 業界の価値向上重要視 関西薄板市況 ナイモノ高 材料入手しづらく

昨年から続く新型コロナウイルス禍に加え、関西薄板市況は在庫不足やメーカー価格に伴うナイモノ高に悩まされている。大阪薄鋼板シャーリング組合の岡本忠幸理事長(岡本金属社長)に、現在の薄板シャーリング業界の状況や課題について聞いた。

 ――薄板シャーリング業をとりまくコロナ前と現在の市場環境は。

 「コロナ感染が拡大しはじめた昨年2月頃は、2019年10月の消費税増税による一過性需要の反動で、仕事が減っている時期だった。コロナか増税か、どちらの影響か読めないと感じていたところ、中国から部品が入らないという声が聞こえるようになり、昨春には市場が一気に冷え込んだ。自動車関連業界のウエートが大きい会社は特に打撃を受けたように思う。現在、自動車関連は回復し維持しているが、建築や機械設備など他を扱う会社は低調に推移している」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社