2021年1月6日
高炉メーカー3社 厚板、造船向け用途開発加速 市場ニーズ捉え各社高機能化促進
コロナ禍で打撃を受けた世界経済は活動再開で徐々に回復し、船舶による海上輸送量も持ち直してきている。人の移動が大きく制限されても、経済活動が続く限り、グローバル経済の中で海上輸送が重責を担い続け、「日本の輸出入で海上輸送が99・6%を占める構図が大きく変わることはない」(商社)。しかし、厚板の主力となる造船向け需要は大きく減少。国内造船メーカー各社が受注を落とし、手持ち工事量は1・5カ年を下回る事業者もあり、苦戦を強いられる。
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