産業新聞社は、1936年2月26日に「鉄鋼金物新聞社」として発足しました。戦時中の言論統制令により一時的に統合されましたが、47年に復刊し、48年には社名・題字を現在の産業新聞に改称し、49年に速報版の「日刊金属特報」を発刊しました。その後、「日刊油脂特報」「日刊繊維特報」「日刊化学特報」「日刊商品投資特報」「日刊大豆特報」を相次ぎ発刊。この間、英字新聞「ジャパン・メタル・ブリテン」を53年に発刊し、ニューヨーク支局を68年に開設しました。
「日刊金属特報」は83年2月5日に「紙齢10000号」を迎え、94年には情報の一層の拡充を目指して現在の「日刊産業新聞」に改題。鉄鋼・非鉄業界とともに好不況を幾度も経験しながら、発展を続けてきました。
世界経済が成長期から停滞期に移り、鉄鋼・非鉄業界においては再編・統合が加速しています。国内の人口減少による経済規模の縮小、自動車など主要需要産業における商品転換やグローバル化の進展などを見据えた構造改革であり、業界専門紙にとっても機能の拡充が課題となっています。
皆様のご支援のおかげをもちまして、「日刊産業新聞」は本年7月に「紙齢20000号」を迎えます。これを機に「日刊産業新聞総合リニューアル(全面刷新)」を推進し、本年1月に発刊した電子新聞「産業新聞DIGITAL」、ウェブサイト「WEB産業新聞」との連係を強化し、より質の高い情報をタイムリーに発信していきます。
今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
産業新聞社
代表取締役社長
谷藤真澄