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2024.12.20
2013年11月22日
鉄鋼主力商社経営戦略を聞く 矢島勉・JFE商事社長 売上げ2兆円超に戻す
――2014年3月期の連結経常利益予想は215億円で、前期の150億円を上回る。
「4―9月期は売上高が前年同期比11%減の8558億円、経常利益が38%増の104億円だった。建材を中心とした国内向けの鋼材販売数量増、鉄鉱石などの拡販効果、国内外グループ会社の収益改善などが寄与した。7月末時点で経常利益の上期見込みは90億円だったが、上期実績に下期予想の約110億円を加えて設定した。JFEスチールが生産を増やす計画の中、当社グループも鋼材の販売と原料の扱いを拡大していきたい。下期についても月間20億円程度の収益を目指して、もう少し上を狙っていきたいが、まず今期はここで掲げた215億円を確実に達成することが大きな意味を持つ」
――国内の厚板加工ビジネスの立て直しが課題としていたが。
「厚板は、建材需要が増加に転じ、造船関係も底を打ったことから、大半の加工会社が上期に黒字転換し、トータルでも黒字になった。建機対応をメーンとするところは、排ガス規制前の駆け込みの反動減が心配だが、コストダウンを徹底するなど収益体質を強化しており、追加施策で展望を開いていきたい」
――海外コイルセンターの採算改善は。
「4―9月期は売上高が前年同期比11%減の8558億円、経常利益が38%増の104億円だった。建材を中心とした国内向けの鋼材販売数量増、鉄鉱石などの拡販効果、国内外グループ会社の収益改善などが寄与した。7月末時点で経常利益の上期見込みは90億円だったが、上期実績に下期予想の約110億円を加えて設定した。JFEスチールが生産を増やす計画の中、当社グループも鋼材の販売と原料の扱いを拡大していきたい。下期についても月間20億円程度の収益を目指して、もう少し上を狙っていきたいが、まず今期はここで掲げた215億円を確実に達成することが大きな意味を持つ」
――国内の厚板加工ビジネスの立て直しが課題としていたが。
「厚板は、建材需要が増加に転じ、造船関係も底を打ったことから、大半の加工会社が上期に黒字転換し、トータルでも黒字になった。建機対応をメーンとするところは、排ガス規制前の駆け込みの反動減が心配だが、コストダウンを徹底するなど収益体質を強化しており、追加施策で展望を開いていきたい」
――海外コイルセンターの採算改善は。
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