2013年11月20日

新日鉄住金 タイ事業戦略 棒線加工の雄 統合効果発揮 高品質ニーズに対応

新日鉄住金発足による初のグループ会社統合は、タイの地で行われた。特殊鋼棒線2次加工拠点のニッポンスチール&スミキン・スチールプロセッシング・タイランド(NSSPT)は、住友金属工業系のスチール・プロセッシング(SP)と新日本製鉄系のニッポンスチールバー&CHワイヤ・タイランド(NBCタイ)を2013年1月に経営統合し設立。2工場の機能を生かし、東南アジア最大の棒線加工メーカーとして急速に拡大するタイの自動車関連需要を取り込む。

「お互いにそれぞれ技術を積み重ねてきた工場。新日鉄グループの工場は構内搬送に工夫がみられ、取り入れる要素があると感じた」。NSSPTの稲葉眞一社長は、97年のSP創業時の社長でもあり、タイの地で長く棒線加工を手掛けてきた経験を基に、SPの熱処理の燃焼測定技術をNBCタイに応用して燃焼効率を向上させるなど2工場のノウハウを最大限活用している。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社