2013年10月28日
世紀の大合併から1年-新日鉄住金、世界最強を目指す -7- ■第2部 鉄鋼事業(2)海外事業戦略 厚み増す現地供給拠点 新ライン早期戦力化が課題
新日鉄住金はタイの溶融亜鉛めっきライン(CGL)など、海外の新ラインを相次いで立ち上げた。中国で新たなCGL立ち上げも決めており、自動車をはじめ高級鋼のグローバル供給網を拡充している。一方で豪ブルースコープ・スチールとの合弁事業など、新興国で伸び行く建材分野でも海外事業を拡大。将来のアジアの鉄源拠点も視野に、統合の主目的だった海外展開を強化している。
CGLではメキシコのテニガルを8月に、タイのニッポン・スチール・アンド・スミキン・ガルバナイジング(タイ)(NSGT)を10月に稼働した。米国、ブラジル、中国に加えて、5カ国、8ラインに拡充、合わせた年産能力は約350万トンに拡大した。
来年初にはインドでタタ製鉄とともに、年産60万トンの連続焼鈍処理設
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