2013年9月27日

JFEスチール セクター長に聞く 常務執行役員 那須 七信氏 ■棒線 ビレットの現地加工検討

――足元の需要状況から。

「自動車産業は新興国、北米が好調で、円安環境を背景に間接輸出とKD分などが増加。棒線需要は堅調に推移している。建機も国内排ガス規制の駆け込みにより生産が復調している中で、期初の活動水準見合いで作った計画に対して、1割ほど販売が増えている。昨年度下期にあった在庫調整の反動による、ベアリングメーカーの在庫積みも影響している。販売量は、前年度上期を基準とした場合、下期が90%まで落ち込んだが、本年度の足元までが105%程度に増加している。下期については、建機が駆け込みの反動減や中国での低調な生産などから、やや落ちるとみている。ただ、自動車がリカバーするため、回復基調はほぼ変わらないだろう。生産拠点別に見ると、倉敷はほぼフル生産。JFE条鋼・仙台製造所も震災以降立ち上がり、直近はフル稼働にある」

――強みを持つ大断面の太径棒鋼の需要は。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社