1
2024.12.20
2013年9月27日
JFEスチール セクター長に聞く 常務執行役員 那須 七信氏 ■棒線 ビレットの現地加工検討
――足元の需要状況から。
「自動車産業は新興国、北米が好調で、円安環境を背景に間接輸出とKD分などが増加。棒線需要は堅調に推移している。建機も国内排ガス規制の駆け込みにより生産が復調している中で、期初の活動水準見合いで作った計画に対して、1割ほど販売が増えている。昨年度下期にあった在庫調整の反動による、ベアリングメーカーの在庫積みも影響している。販売量は、前年度上期を基準とした場合、下期が90%まで落ち込んだが、本年度の足元までが105%程度に増加している。下期については、建機が駆け込みの反動減や中国での低調な生産などから、やや落ちるとみている。ただ、自動車がリカバーするため、回復基調はほぼ変わらないだろう。生産拠点別に見ると、倉敷はほぼフル生産。JFE条鋼・仙台製造所も震災以降立ち上がり、直近はフル稼働にある」
――強みを持つ大断面の太径棒鋼の需要は。
「自動車産業は新興国、北米が好調で、円安環境を背景に間接輸出とKD分などが増加。棒線需要は堅調に推移している。建機も国内排ガス規制の駆け込みにより生産が復調している中で、期初の活動水準見合いで作った計画に対して、1割ほど販売が増えている。昨年度下期にあった在庫調整の反動による、ベアリングメーカーの在庫積みも影響している。販売量は、前年度上期を基準とした場合、下期が90%まで落ち込んだが、本年度の足元までが105%程度に増加している。下期については、建機が駆け込みの反動減や中国での低調な生産などから、やや落ちるとみている。ただ、自動車がリカバーするため、回復基調はほぼ変わらないだろう。生産拠点別に見ると、倉敷はほぼフル生産。JFE条鋼・仙台製造所も震災以降立ち上がり、直近はフル稼働にある」
――強みを持つ大断面の太径棒鋼の需要は。
スポンサーリンク