2013年9月19日

JFEスチール セクター長に聞く ■ステンレス■ 常務執行役員 西馬 孝文氏 一貫の強み生かし進化

――まずは2012年度を振り返って。

「生産量は年間約50万トンといったところで、大きく落ち込んだわけではないが、円高や国内・海外市況の下落の影響から、厳しい収益を余儀なくされた」

――今期は自動車向けが堅調だが。

「4―9月期はまず黒字確保を優先させたい。ステンレスは普通鋼に比べニッチなマーケットではあるが、さらに下期はより安定的に黒字基調が維持できるようにしたい。いぜん厳しい環境に変わりはないが、需要見通しでは住宅、自動車など下期の期待は大きい。収益をあげられない理由が少ないわけで、こうした環境下で生産実力を上げて、設備稼働を安定させながら一貫製鉄所の強みを生かしていきたい」

――強みとは。

「高炉メーカーとして、普通鋼と兼用ラインでステンレスを製造しているノウハウを生かすことだ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社