2013年9月18日
特殊鋼メーカー営業トップに聞く(上) 大同特殊鋼副社長 堀江 均氏 アジア軸に現調対応
2013年度上期は自動車生産台数の回復を受けて、特殊鋼鋼材の生産が好調な特殊鋼専業メーカー。下期の需要をどう読み、どのように対応するか。国内専業メーカー3社の営業トップに、国内外の取り組みについて聞いた。
――13年度上期の鋼材需要はどうだった。
「数量は、比較的好調で、12年度上期の98%といったところだ。エコカー補助金の終了に伴う国内自動車の需要減、中国景気減速による建機、産機の需要減など、数量が大きく落ちた12年度下期比では12%数量が増えており、回復基調にある」
「内訳は国内が10%、輸出が25%増加し、全体で12%増加する見込みだ。円高修正が大きく寄与している」
――7―9月は。
「4―6月以上に、自動車を中心に需要は堅調とみている。12年度下期に需要家は在庫を大幅に絞ったが、足元は適正在庫レベルに戻ったとみている。現在は実需レベルの数量との印象だ。下期に向かってもほぼ実需ベースで受注ができると見込んでいる」
――下期はさらに需要が見込めると。
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