1
2024.10.30
2013年9月10日
JFEスチールセクター長に聞く/鋼管/久保 亮二氏/常務執行役員/エネ・建築比率引上げ
――足元の厚板需要について。
「造船用厚板は、円高是正とエコシップの受注増で、13年度下期も現状ペースで推移するものと見られる。当初本年度の造船用厚板需要は、12年度360万トンから290万トンレベルまで落ち込むと見ていたが、330万トン程度と思ったほど落ちずに済みそうだ。建築も持ち直している。アべノミクス効果、東北復興需要に加えて物流倉庫、大型店舗の建設も回復基調にあるほか、下期には再開発による超高層ビルの建設にも期待したい。鉄骨需要は年間500万トン規模に戻るといった見方もある。建設機械は国内が堅調なものの、海外の鉱山機械の回復が弱く、依然不透明。ただ、全体感として数量面では悪くない」
――厚板生産は。
「13年度上期は4月、5月で増え、7―9月は横ばい、下期は若干の増加と見ている。12年度の厚板セクターは、生産は600万トン能力に対して460万トンにまで落ちた。13年度は500万トンレベルには達しそうだ。昨年度の生産量は8割以下だったが、現在は85%までに回復している」
――収益面は。
「13年度の最重要課題だ。
「造船用厚板は、円高是正とエコシップの受注増で、13年度下期も現状ペースで推移するものと見られる。当初本年度の造船用厚板需要は、12年度360万トンから290万トンレベルまで落ち込むと見ていたが、330万トン程度と思ったほど落ちずに済みそうだ。建築も持ち直している。アべノミクス効果、東北復興需要に加えて物流倉庫、大型店舗の建設も回復基調にあるほか、下期には再開発による超高層ビルの建設にも期待したい。鉄骨需要は年間500万トン規模に戻るといった見方もある。建設機械は国内が堅調なものの、海外の鉱山機械の回復が弱く、依然不透明。ただ、全体感として数量面では悪くない」
――厚板生産は。
「13年度上期は4月、5月で増え、7―9月は横ばい、下期は若干の増加と見ている。12年度の厚板セクターは、生産は600万トン能力に対して460万トンにまで落ちた。13年度は500万トンレベルには達しそうだ。昨年度の生産量は8割以下だったが、現在は85%までに回復している」
――収益面は。
「13年度の最重要課題だ。
スポンサーリンク