2013年9月5日

基幹労連 結成10周年/真の組織力でモノづくりを守る/神津里季生委員長に聞く/好循環理論で課題克服

 ――鉄鋼、造船重機、非鉄の3労連が大同団結して基幹労連が発足し、10年を経過した。

 「それぞれ生い立ちは異なるが、厳しい時代に辛酸をなめてきた経験、国家の屋台骨を支える産業であるという誇りと使命感、モノづくりにかける情熱などが共通し、一丸となってさまざまな課題を克服し、2年サイクルの活動パターンを確立。雇用維持、労働条件の底上げ、格差是正に注力してきた。デフレ基調が続く中、従来のベアに限定せずに時々の課題に応じた重点配分などを可能とする『賃金改善』の考え方を打ち出した。その賃金改善を含めた『人への投資』による『魅力ある労働条件づくり』が『ものづくり産業の競争力強化』につながるという『好循環』理論を構築し、実践するための運動を展開してきた」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社