2025年3月13日

JFEが溶接開発拠点刷新 新エネ・インフラ鋼対象に 需要家などと研究加速

 JFEスチールはこのほど、スチール研究所・千葉地区(千葉市)の「溶接技術開発センター(JWI―ArC)」を、新エネルギー、インフラ用鋼材にも対応する溶接技術の拠点としてリニューアルした。2019年に開設した研究拠点の一つで、これまでは自動車用薄板から船舶・建築用の厚板まで、ほぼ全ての鉄鋼製品の溶接技術の開発に関し、溶接現象の基礎研究から実用化技術の構築までを一貫して実施する施設だったが、急速に変化する社会ニーズへの対応を狙いに、新エネルギーやインフラ用鋼材などに対応する機能を加えた。試験・分析などを行うグループ会社のJFEテクノリサーチとも連携しており、ゼネコンやプラント関係の需要家や研究機関との共同研究プロジェクトを加速したいとしている。