2025年2月18日

東鉄鋼材販価 5カ月据え置き 3契、市況底入れ見極め 市中在庫は適正水準

東京製鉄は17日、2025年3月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種で据え置くと発表した。全品種据え置きは5カ月連続となる。会見した小松﨑裕司取締役常務執行役員営業本部長は、「アジアマーケットは春節明け後も一進一退の様子見気配であり、また国内市場は総じて需要動向に大きな変化がなく、建設用鋼材の取引は膠着状態にある。中国ミルと台湾ミルで値上げの動きが見られるものの、国内市況は底打ちするには至っておらず、全品種で販売価格を据え置いて、鉄鋼関連の国内外状況をしっかり見極め、市況の底入れを図りたい」と述べた。





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