2025年1月28日
「日本館」初公開/鉄骨と杉のCLT使用/日本型循環社会を発信
経済産業省と日本国際博覧会協会は26日、4月に開幕を控える2025年大阪・関西万博に政府が出展する「日本館」を報道陣に初めて公開した。鉄骨と国産杉から作られたCLT(直交集成板)パネルが複合した円環状のパビリオンで、完成予定は2月末。テーマとする「いのちと、いのちの、あいだに」を建築と展示で表現する。
「日本館」は地上2階建て、敷地面積は約1万3000平方メートルと会場内最大のパビリオン。3つの展示エリアで「ごみ」から「水」、「水」から「素材」、「素材」から「もの」という過程を表現し、伝統に根ざした発想と最先端技術の融合で日本型の循環社会を発信する。
この日は「ファームエリア」と「プラントエリア」の内部が公開された。「プラントエリア」では目に見えない微生物の働きに着目しており、微生物が発酵する様子を約700枚の発光パネルで表現する展示のほか、万博会場内で出る生ごみを微生物の力を活用し水やエネルギーを生み出すバイオガス発電プラントが公開された。
「ファームエリア」ではバイオ燃料の原料など藻類の持つ魅力と無限の可能性について、32種類の藻類に扮(ふん)するハローキティが案内する。藻類を光エネルギーで培養する「フォトバイオリアクター」の展示では、幻想的な空間の中で森林浴のような体験もできる。
日本館ではこのほかにも万博の目玉となる世界最大級の「火星の石」を展示する。日本館の建設や運営などにかかる総予算は最大360億円。万博閉会後はCLTなど日本館で使用されている建築資材や設備などを可能な限り再利用していくという。
黒田紀幸館長は「来館者のみなさまが地球の環境問題を自分ごととして捉えて、循環型社会の実現に向けて何ができるか、どういうような行動変容をしていくかを考えていただく良い機会になれば」と期待する。
「日本館」は地上2階建て、敷地面積は約1万3000平方メートルと会場内最大のパビリオン。3つの展示エリアで「ごみ」から「水」、「水」から「素材」、「素材」から「もの」という過程を表現し、伝統に根ざした発想と最先端技術の融合で日本型の循環社会を発信する。
この日は「ファームエリア」と「プラントエリア」の内部が公開された。「プラントエリア」では目に見えない微生物の働きに着目しており、微生物が発酵する様子を約700枚の発光パネルで表現する展示のほか、万博会場内で出る生ごみを微生物の力を活用し水やエネルギーを生み出すバイオガス発電プラントが公開された。
「ファームエリア」ではバイオ燃料の原料など藻類の持つ魅力と無限の可能性について、32種類の藻類に扮(ふん)するハローキティが案内する。藻類を光エネルギーで培養する「フォトバイオリアクター」の展示では、幻想的な空間の中で森林浴のような体験もできる。
日本館ではこのほかにも万博の目玉となる世界最大級の「火星の石」を展示する。日本館の建設や運営などにかかる総予算は最大360億円。万博閉会後はCLTなど日本館で使用されている建築資材や設備などを可能な限り再利用していくという。
黒田紀幸館長は「来館者のみなさまが地球の環境問題を自分ごととして捉えて、循環型社会の実現に向けて何ができるか、どういうような行動変容をしていくかを考えていただく良い機会になれば」と期待する。

