2024年12月20日
関東デーバー 異形棒鋼の値戻しに注力 20日契約分から
大手電炉メーカー、合同製鉄と朝日工業の異形棒鋼共同販売会社、関東デーバースチール(本社=東京都千代田区、社長=藤田倫之・合同製鉄常務取締役執行役員)は2024年12月20日契約分から、異形棒鋼の販売価格を適正水準に引き上げるため、値戻しに注力する。同社は本年2月1日契約分から、当時の実勢価格に対して同3000円の値上げに取り組んできたものの、需要減少や主原料・鉄スクラップ価格の下落などによって市場ムードが悪化。「販価下落が続いており、これ以上は看過できない」(同社営業担当役員)とし、コスト環境が厳しくなる中で、「安定的に高品質製品の供給責任を全うし、持続可能なサプライチェーンを実現する」(同)観点から、値戻しに取り組む方針。
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