2024年11月14日

日本製鉄・今井社長 グリーン鋼材市場創出へ 「オフィスは戦略分野」

 日本製鉄の今井正社長兼COOは12日、主要取引先であるオカムラが東京都千代田区のオカムラガーデンコートショールームで同日から開催している「オカムラグランドフェア2025」を訪れ、同社の新製品や地球環境への取り組みなどの展示を見て回った。会場では日鉄とオカムラがこのほど協業することで合意した「NSカーボレックス」ブランド製品の提供・活用によるCO2排出量削減に向けた取り組みもパネルで紹介されており、オカムラ側から説明を受けた今井社長は熱心に耳を傾けていた。

 会場で産業新聞などの取材に応じた今井社長は、オカムラとの協業の狙いについて「(グリーンスチールの)マーケットを作っていかないといけない。そう考えた時にオフィス環境はアプローチしやすい。オフィス空間は企業の顔であり、環境意識の高い企業であれば、グリーンにしたいというニーズは出てくるだろう」との見方を示し、「グリーンスチールの普及に向けて、オフィスを一つの戦略分野と位置付けていきたい。オカムラさんとの協業に期待している」と意気込みを語った。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社